04.19.13:55
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03.28.22:05
震災と娯楽。
ちょっと仰々しいタイトルかとも思いましたが。
今回の震災の影響で、色んな対応を取られた劇団さんを見たり聞いたりしました。
あえての続行、敢行。
中止、自粛、延期。
一旦中止だったのを再開された方もいらっしゃれば、義捐金集めのために始める方もいらっしゃいます。
募金箱を設置したり、今だからこその娯楽の必要性を訴える方。
本当に様々な姿勢で、けれど・・・芝居はなくなりません。
被災された地域の方々を無下に考えている人は、いないからだと思います。
どんな姿勢であれ、願っているのは、無事と復興。
けれど、自分のやりたいことを優先しているようにも見えるのは事実。
先日、とあるスタッフの方と話していて「今は普通に生活出来る人は普通に生活をすることが一番ですよね」という話になりました。
妙に不安を掻き立てて買占めとか、仕事を制限するとか(節電はバッチこいだけれど)、そういうことではなく、いつも通りやれることは、いつも通りやる、ということが大事なのでは、ないかなと。
特に、被害が落ち着いてきたところと、まだ混乱がない交ぜになっている地域は特に。
娯楽は、人に必要だと、ウチは思います。
なんかごっちゃな内容になったな・・・。
娯楽で問題は解決しないけれど、娯楽で救える心もあるはずだと、思うんです。
そんな厳かな目標を常に持っているかと問われれば頷く事は出来ないんですが、でも、そう、思うんです。
03.23.20:49
撮影小屋入り、無事終了しました。
Island総客演という試みをさせていただきました、メッテルニッヒさんの「天秤とALMAGEST」公演、無事終了致しました。
本番一週間前に起きた東北関東大震災を想えば、無事とは言い難いですし、不謹慎と捕らえる方がいらっしゃることもあるかと思います。
先日書かせて頂きました通り、お客様をお呼びしての公演は中止となりました。
ですが、「最後まで諦めない」ということをテーマに皆で作り上げてきたこの作品を形に残すため、メッテルニッヒさんは撮影小屋入りという手段を取られました。
自分達にとっては、今やれることを、やったつもりです。
近いうちにDVDとして皆様にお見せ出来るかと思います。
詳細はメッテルニッヒさんのHPをご覧ください。
http://metternich2010.web.fc2.com/
被災地の方々に向けての応援と変えさせて頂きたいと、思っています。
このようなチャンスをくださったメッテルニッヒ様にも、感謝を。
御尽力くださった皆様にも、感謝を。
芝居という形での応援は、この先も続けたいと思っています。
もちろん、それに囚われず、様々な形でのエールと、そして協力も。
今回の公演は、我々Islandにも、様々な課題を与えてくれました。
芝居人として、人として。
演劇は常に、人の助けで成り立っています。
今までも、これから先も、それを少しでも還元出来ればと、思います。
ありがとうございました。
そして、被災地の皆様、被災地にご家族友人知人をお持ちの方々。
心の支えと、助け合いの輪の中に、微弱ながら加えさせて頂きたいと思います。
03.16.03:56
客演芝居に関して。
終わらぬ余震などに関してのお客様の安全面や、今回の震災で犠牲になられた方々へのご冥福、様々な面を考慮し、中止という結果をメッテルニッヒさんから受けました。
最終決定としては、お客様を前にしての公演という形は中止となったが、撮影公演という形で映像を残し、後にDVDを出すそうです。
最後まで諦めない、というテーマの脚本です。
こんなときに、というご意見はきっと多くあると思います。
けれど、これが誰かの心に少しでも元気を分けることが出来るような作品になるよう、頑張ります。
同じ日本だというのに、どうしても、遠く感じられてしまう。
身内が無事だと知った途端にそれは強い。
目の当たりにしていない、からだ。
そして、あまりに無力である自分を、見たくないからだ。
本当に、無力だと、TVを見ていて思った。
携帯を握っていて思った。
けれど、それでも、何かしたいという想いは消えない。
人間だから。
それは捨て難い、哀悼という人間的な感情か、希望という、パンドラの手に最後に残ったと言われる宝のせいか。
とにかく、芝居含め、出来る事をやっていきたいと思っています。
被災地の皆様、そして被災地に家族がいらっしゃる皆様、無事と、早い復旧を、祈ります。
03.14.00:30
ご冥福を。
今日、ようやく、全員の無事が分かり、心底、ホッとした。
大丈夫だよ、海辺じゃないし、うん、多分、大丈夫。
と、何度も自分に言い聞かせながら、1時間置きに繋がらない電話番号に掛け続けた自分。
きっと今もまだ、この思いが続いている人達がいる。
安否が分からず不安なまま、夜がきて、朝がきて。
もちろん被災地の方々の無事は祈るばかりだが、その家族の方々にも、エールを。
無事、家族の生存を確認出来るように。
そして、失われた多くの尊い命に、ご冥福を。
世界は広いし、人口は増えるばかり。
異国の大災害はまるでおとぎ話。
人間一人の世界は、案外に狭いのだ。
身近で、大切な人の、無事生きる世界こそが、天国。
だからこそ、皆、それぞれの狭い世界の天国が、壊されませんように・・・